清明

昨日の強風と雨で桜はだいぶ散ってしまった。葉桜になりかけた木に未練がましく残ってる花びらの風情が、あまり好きでない。桃にしろスモモにしろ同じ頃に咲く花は皆耐えてるのに何故に桜だけこうも散りやすいか。一斉に咲いて一斉に散る桜は、集団行動をよしとする日本人のメンタリティーと合致して好まれてると聞いた事があるけれど、私はあまり桜は好きでないョ。。。
桜よりも 柳がよい。
ろくに花も咲かないし、雨にも風にも身をまかせてるだけのように見えても、決して負けはしない。柳は、ああ見えて案外丈夫な植物で結構しぶといらしい。花の命は短くて....などというセンチメンタリズムよりも柳に風のしたたかさの方が欲しいところ。

明日は、二十四節気清明
日に日に明るくなっていく今頃は、通勤の為であっても外に出て行くのが楽しい。又こうして春の風景にいるだけでありがたい事だと思えるのは、年とった証拠なのか、東日本の震災の影響なのか。
ともあれ、今年ももう四分の一が過ぎてしまったわけで、いったい何をしてたのかトホホ、、、ではなくて、永遠に変わり続ける今を、柳のように揺れながら楽しむのダ (言いきかす!)