斉藤さん

もう10年も前に辞めた会社で好きだった人の事など思いだし、ボンヤリしてしまった。斉藤さん(仮名ではない)は、50過ぎの妻も娘もいる男の人だったけど長く片思いしてた。休憩時間には、自分から話題を振るような人で、聞くともなしに聞いてると「古い映画…

トンボ

この数日、40度近い暑さが続いていても、やはり夏は良いなァ〜〜と、少しもこたえて無いのは、冷え性だからと言うより異様に夏が好きだからであります。写真は、7月上旬の夕方6時を少し回った頃。まだ十分空が青い。夏至は過ぎて日没は早くなってきてるけ…

梅雨時

6月10日頃から、近くの水田でカエル鳴き出す。夜、風呂場や寝床で聞こえてくると風情があり良い。 カエルでもセミでも雨音でも、自然の音はどんな大音響で聞こえてきても不快ではない。アパートで暮らしていた頃、隣室から漏れてくるテレビや人の声などは、…

わるくち

ハシモトトオルに関する一連の報道がいや過ぎて、ハシモトトオルのことばかり考えてしまう。ハシモトトオルのような、いけすかない人間が居るのは仕方ないとしても、ハシモトトオルを支持する一定の層がこの国にあって、それが日本の行方を舵取りしそうな予…

Bad news

嫌なニュースばかり聞く。 福島原発関連の悲惨な映像と実状が伝わる中、トルコに原発を輸出するというニュースを聞いた時は、耳を疑った。脱原発を口にしながら首相自ら地震国へ原発を売りに行ったというイカレポンチな状況に、やりきれなさを覚えるようでは…

清明

昨日の強風と雨で桜はだいぶ散ってしまった。葉桜になりかけた木に未練がましく残ってる花びらの風情が、あまり好きでない。桃にしろスモモにしろ同じ頃に咲く花は皆耐えてるのに何故に桜だけこうも散りやすいか。一斉に咲いて一斉に散る桜は、集団行動をよ…

無題

今日から3月。 3月は、誕生日。誕生日は、オソロシイ。オソロシイは、この世。この世は、無常。無常は無情。って、厭世的な気分に流されてはいけませんね。 今朝は,よい 夢を見ました。夢見が良いと半日くらい幸せな余韻にひたれます。 たいていは、風景の夢…

春先

カウンターが回転してるという事は、読んでくれてる人も居るらしいと気付くにつけ、この更新頻度が申し訳ない。 2月も、あと一週間ほどですね。ということは、あと一週間ほどで春になるワケで季節の変わり目は、何となく浮き足だちます。 子供の頃、春休み…

1月の歳時記+覚え書き

積雪一回 朝の室内気温3℃〜4℃ 地域消防団の夜間見回り始まる 日差し弱く、晴れていても洗濯物が夕方までに乾ききらない おかずの里いも率高し 明け方ミィ子(猫)が布団に潜り込んでくるようになった 日脚のびる

脱力

もう行かなくなってしまったけれど、東洋哲学の真髄を体得したいなどと意気込んで通い始めた中国武術の教室では、参加するたびに力が入りすぎて体が固くなってると言われた。力を抜く事で強くなり、強くなるほど体は柔らかくなるという話が本当に魅力的だっ…

適者生存

写真は、初詣先で臨時の駐車場となっていた廃校のすみに見つけたもの。 「適者生存」と刻まれております。 そりゃ、まあ進化論的には適者生存で間違い無いでしょうが、あえて石碑にしてまで訴えてるので迫力があります。 最近読んだ「働かないアリに意義があ…

2013年

明けましておめでとうございます。 今年もよろしくお願いします。今年はもう少し更新を増やし、ブログを通しての交流などもしてみたいです。(こっそり読んでる猫ブログにコメントするとか、そんなような・・・・)年頭なので、去年とある本から見つけて、メ…

石破幹事長

衆議院選挙関連のテレビのインタビューに答える自民党の石破幹事長を見て、どういう生き方をすればこんな目つきになるのかと思いながらネット検索などしてるうちにすっかりはまり込んでしまい、今や日々の想いの8割は石破幹事長が占めるほどなのです。これは…

空模様

彼岸もすぎて、日が短くなりました。外のコオロギの声が聞こえてるのですが、澄んだきれいなエンマコオロギの鳴き声よりも素朴な感じのツヅレサセコオロギの声の方が目立ちます。 ←A ←B ←C 写真Aは、7月下旬の空。Bは、8月中頃。Cは、9月の初め。 こうし…

世捨て人

昼間、NHKの「のど自慢」など見てたら、袈裟を着た僧侶が出てきて、結婚して幸せになろうよ〜♪みたいな歌を歌いだしたので驚いた。あげくに会場に応援に来てた可愛い奥さんと抱きかかえられた小さな男の子にステージから愛を叫んだりして、浮世の幸せを謳歌…

夏の炎天、セミが鳴いて入道雲が明るく光るような空を見ると、用もないのに外に出たくて仕方ない。木も草も繁殖しまくり、このまま秋が来なければ熱帯雨林が出来るという蒸し暑い日本の夏を、好きというか惜しんでる。一年中この気候で暮らすのはゴメンでも…

とりとめもなく

勤め先の足の悪い男の人が、杖も車椅子も使わず上体を大きく揺らしながら移動する姿を見るたびに、見てはいけないものを見るような妖しい気分になる。好意をもつ事に関して言えば、こういう肉体の多少の不自由さは決してハンデでは無い。恋人の体にある醜い…

「もののたはむれ」

松浦寿輝 著「もののたはむれ」ぱらぱら読み返す。風変わりなオカルト風短編ばかり数十編のこの文庫本をいつも目に付くところに置いてる。表紙の伊藤若冲の植物絵も美しい。乾いた文体という言い方があるけれど、この作者の文章ほど湿っぽい気分にさせるもの…

辞書を調べていて、No man is indispensable(かけがえのない人というものは無い)という諺を見つけ、感心する。こんなミもフタも無い事実を諺にしてしまう欧米人の感覚は、日本とはやはり違う気がする。しかし、人は皆かけがえがないでは無く、かけがえのな…

鮮やかで生々しい夢を見て、誰かに話したくなる。が、他人の夢を聞かされるほどつまらぬものは無い。夢は、ほとんど見なくなったけれど、昔は夢日記を付けるほどよく見た。海や建物の夢をよく見て、定番だという空飛ぶ夢は見た事が無かった。リチャード・ブ…

今も昔も

娘と言えるような世代の人たちにまぎれてtoeic受験。あまりの理解できなさと差し迫ってくる時間に焦って気分悪くなる。結果は一ヶ月後ですが、もう2度と触れる事のない話題でしょう。英語は、昔はただの勉強でしたが、今は娯楽に近いものになった。文法は、…

アサガオとユウガオ

ゴールデンウィーク中に蒔いたアサガオとユウガオの芽が出てきたので、写真に残して記録することにする。 ←朝顔 ←夕顔 アサガオは、ほぼ100%の発芽率。ユウガオは、40%ほど。試しに芽の出なかった種を掘り返して爪で割ってみると、白く折りたたまれた双葉…

grass hopper

グラスホッパーというのは、カクテルの名前とばかり思っていたが、バッタやイナゴの類を指すのだったのだナ。加えて無武装の偵察連絡機を指すとも知り、草の中をはねまわる緑の昆虫と、草原を行く飛行機と言葉の響きの軽やかさが相まって良いイメージだなぁ…

断捨離とか・・

来月から実家に身を寄せる。アパートを引き払う準備で、色いろな物を捨てた。まだ使えるものや着られる服を捨てるのは心苦しい。この後ろめたさを避けたくて、物を持たないようにしてたのに妙な場所から妙なものが出てきて呆れる。片付けが上手くないせいか…

春祭り

桜の花見をかねて、春祭り見物。同じく甲府市内では今日は信玄公祭りも開催されており、こちらは県外からの観光客も多く盛大なものですが、私が行ったのはささやかで珍しい地域の祭り。9体の人形を、古風な衣装を着た男の人たちが笛や太鼓を鳴らしながら神…

ツバメ

今朝、今年始めてツバメの声を聞く。記録のため記す。

スマートフォン

就職祝いと誕生日プレゼントをかねて自分に買ったスマートフォン。で、写した空の写真。 何に感動したかといいますと、ダウンロードしたアプリで世界中のラジオ放送が聞けることであります。スマートフォンの価値は、メールよりも電話よりも私にとってはコレ…

思い出

21才の時に一緒に一ヶ月ほど働いた女の人のことをよく思い出した。ほっそりしたキツそうな美人だったけど、思いやりのある人だった。魅力的な人だったので、同じ職場のあまり見栄えのしない年下の男の人と付き合ってると知って「へぇ〜」と思った。彼氏だ…

今夜は久しぶりに寒いのです

この数日ようやく暖かくなり、体が楽に感じられていたのに今夜は寒く、富士五湖の方では雪になってるという。アルバイトの帰りに寄った書店で「反・幸福論」佐伯啓思 著 を買う。三分の一ほど読んだところであるけど、随分啓蒙される。深い内容を読みやすい…

諦める

昨日は大丈夫と思えたことも、今日は、そう思えない。これで良いと思えたことにも、自信が持てない。、不安が心を重くする。こうして心をすり減らすという悪循環を断ち切るために、「諸行無常」と思い出す。すべては、うつろう。何も確かなものが無いならば…