懐かしい音

雲ひとつ無い晴天。
夕方、日のかげり始める頃、窓を開けていたらピアニカの音が聞こえた。時々止まるのでラジオなどで無い事はすぐ分かった。どこかの子供が庭に出て吹いているのかと思ったら、何だか懐かしかった。ハモニカや縦笛や夕方の防災無線の音楽など、記憶の中の懐かしい音がある。どれも子供の頃耳にしたものだけれど、不思議なのは、大人になって始めて聞いても懐かしいと思う曲があるという事。「ムーランルージュの歌」など、始めて聞いたときはクラっとする程懐かしい気がした。おそらく子供の頃デパートなどで聴いたのでしょう。閉店間際なんかにかかりそうな曲です。