中国好き

こういうことは、誰にもあることか分からないけれど、2007年の1月1日にNHKの番組で中国の湖南省鳳凰という場所が紹介されてるのを見て、夢の中で見た場所のような気がした。どうしてもここに行きたいと思ったのだけど、ちょうど良いツアーが探せず、一人で行くことにした。そのためには中国語を覚えねばと思い40も過ぎてから中国語を始めた。3年ちょっとかかって中検の2級まで取ったけど、あの20分ほどの番組を見なければこれ程中国にハマらなかったと思うと縁のダイナミズムとでも云うものを感じる。外国に行ったのは、それが初めてだった。関わった人達は、皆親切だった。鳳凰で話をした人に名前を聞いたら「雨」だと言った。中国の人は、自分の子供に雨などという名前を付けるのかと思い感動した。筆談と身振りと手振りで、自分はテレビの番組でここの風景を見て昔から知っているような懐かしい場所に思えたと伝えたところ「???」という顔をしたので、こちらも「???」となった後で、その風景一帯の建物を指さして、このあたりは昔囚人や最下層の人たちの暮らす場所だったと教えてくれた。
また行きたいと、いつも思う。北京も行きたいし、シルクロードチベット!中国のことを思うと胸がつまる。雑然としてエネルギッシュで懐の深い国だと思う。経済発展であまり変わっていかないで欲しいと思う。