もし、この世界が細胞に対する人体とか恒星に対する銀河のような成り立ちを、どこか知り得ぬところでしてるならば、その成り立たせる力に身をゆだねる弱さからこそ、生きる力が得られるのかもしれないと、夕方車の運転をしながらふと思ったものです。この世界を否定しながら、負けまいと思いながら強くあろうとするのは、本当にしんどいものです。女の人の方が男の人よりも年をとるほど強くなるのは、柔軟であること、受身であることで満たされてくるものを蓄え続けるからかもしれません。